西浦和幼稚園 40th Anniversary

故古橋美鈴先生の思い

~40周年を迎えるにあたって~

冬のお楽しみは、クリスマス会でした。40年前も、いい子のみんなにおみやげを持ってサンタクロースが来てくれました。
幼稚園が10歳になった年、体育館ができました。雨の日でも体育指導を受けたり、大きな紙に絵を描いたり、お遊戯会を広いところでお家の方に見ていただけたりできて、みんな喜びました。
幼稚園が12歳の時、西浦和幼稚園の園歌ができました。歌の歌詞を作ったのは、今の園長先生です。こうして、熊谷弘先生が初めに思われたように、西浦和幼稚園は、毎年毎年、こどもたちがのびのびと楽しく遊ぶ幼稚園でした。
楽しいだけではなく、とても悲しいことがありました。平成5年8月、幼稚園を作ってこられた熊谷弘先生が、ご病気でお亡くなりになりました。本当に悲しいことでした。
平成5年9月、熊谷万里子先生が園長先生になりました。園長先生が変わられても、熊谷弘園長先生が幼稚園を作る時に思われた、「西浦和幼稚園は、こどもたち一人ひとりが、のびのびと楽しく遊び、いろいろなことを自分で考える子どもになってほしい」という願いは先生たち一人ひとりにも受け継がれています。
西浦和幼稚園は、今までに皆さんの先輩がたくさん卒園して、今ではお父さんお母さんになって、そのお子さんがまた幼稚園に来ています。大勢のこどもたちを守ってくれた幼稚園の40歳のお誕生日に皆さんと一緒に心からお誕生日おめでとうを言いたいと思います。
お庭の鉄棒、かめ、かば、きりん、りすも40歳になりました。みんな大切にしてあげてね。

古橋美鈴先生は、昭和45年度から平成19年度まで、こどもたちの教育、若い先生方の御指導に情熱をそそがれ、西浦和幼稚園を見守り続けて下さいました。40周年を迎えるにあたり、記念誌を発行するための準備を進めて下さいましたが、残念ながら発行にはいたらずに平成20年にお亡くなりになりました。この度、50周年を迎えるにあたり、当時の記念誌作成のための貴重な資料をこちらに掲載させていただく運びとなりました。多くの方にご覧いただき、お楽しみいただければ幸いです。