元ぴーまん組 保護者 林てる子
熊谷弘園長先生が亡くなって、3ヶ月くらいのある日の夕方、マンションの通路を子どもと歩いていた時のことでした。「ほら、お母さん、園長先生!」子どもの指差す方を見たけど、お月さまが光っているだけで、何も見えません。もしかしたら、子どもには園長先生が見えるのかしら。 「金魚も一緒だったよ」子どもが言いました。園長先生が亡くなった頃、我が家の金魚も死んでしまったのです。子どもは「園長先生は、にっこりしてて、金魚は元気に泳いでた」と言います。きっと、空飛ぶ金魚をお供に幼稚園を身にいらしたのかもしれません。